第三回定期演奏会

2016年10月25日 13:15

弊団と東京大学フィルハーモニー弦楽四重奏団の第三回定期演奏会は、今までになく多くのご来場者をお迎えし、盛況のもと終了いたしました。お越しになった方々に厚く御礼を申し上げます。


今回はヒンデミットなど、20世紀以降の作品に焦点を当てましたが、いずれもロマン派の流れを拡張した音楽で、その和声進行や構造の力学が巧みに使われています。このことは練習開始当初に気づくことは難しく、次第にゆっくりと見えてきて、本番前にはかなり明確な形が姿を現してくれました。このような私たちなりの理解が多少たりとも伝わっていれば幸いです。


次回の演奏会は2017年3月20日、かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホールにての開催を予定しております。曲目はライヒャの木管五重奏曲(Op. 91-3)やハイドンのディヴェルティメントなど、オーソドックスながらその後の室内楽の礎となった名曲を演奏いたします。ご来場お待ちしております。